欧米ネタまとめ

海外居住と愛ネコとの別れ


海外のいろんなところに住んでてかっこいいね!

と言われることも多いのですが、かっこいいかはおいておいて結構大変なこともあります。

 

それは引っ越し。そしてペットを連れての引っ越しです。

 

日本国内ならまだしも、猫が飼える物件を探すのが大変とか敷金を多めに払わないと行けないとかそれくらいの問題でしたが、海外へ連れて行くとなるとかなりの検査が必要なのと、長時間の飛行機に耐える猫自身の体力が必要です。

 

私が東京時代に寂しいからという理由だけで飼い始めたブリティッシュショートヘアの「ジョル」は、おとなしく本当に良いねこでした。

 

インドに引っ越した時はどれくらい長期で行くか不明だったので一旦実家に預けて行ったのですが、実家のファミリーもかなりジョルのことを可愛がってくれてその時はそれで済んだのですが、北欧に引っ越した時に恐らくここに長く住むことになると感じ、一旦連れてくることも検討しました。

 

すでにその頃には10歳を超えており、ジョルもすっかり家族の一員になってしまい、家族から「連れて行かないで」と言われるほど愛されていました。実家は広いのでたくさん遊ぶところもあり、父も元獣医で何かあっても大丈夫だし、祖母も一日中家にいるので寂しくはなかったと思います。

 

「寂しくはなかったと思う」というのは私の勝手な「そうであってほしい」と願ったエゴで、本当のところはわかりません。

 

でも私について長時間のフライトに何回小さな猫の体が耐えられたかもわかりません。それも勝手な推測ですが。

 

 

先週頭の朝に母から「ジョルが亡くなった」と連絡がありました。結構突然のことすぎて俄かに信じられなかったですが、お葬式の写真をみて、もう日本に帰っても抱っこすることもできないんだなぁと、号泣しました。

 

 

ジョルを飼い始めた頃は、東京で落ち着いた生活をしていて、こんなに海外を転々とする暮らしなんて想像だにしなかったし

 

 

ずっとジョルを飼い続ける気持ちで、最初に迎え入れた時の気持ちを今でも覚えています。

 

 

なので、最後まで看取ってあげられなくて申し訳ない気持ちでいっぱいで。

 

 

そしていつにも増して、今飼っている猫と必ず最後まで一緒にいようと、そう強く心に決めた日になりました。

 

 

そして涙も枯れた3日目の明朝、今の飼い猫が枕元にまでやってきて珍しいなと思い抱き上げると、紛れもなくベルベットの毛がフワッフワでどっしり重いジョルでした。「天国に行く前にスウェーデンまで来てくれたんだな」とまた涙が止まりませんでした。

 

海外に住むと急には帰国できないことがあるので、愛したペットや友達や家族のお別れに立ち会えないことも多々あります。

 

連絡を聞いて海外で悲しむことしかできないことの虚しさといったらもう言い様がないですが、

 

「私が帰ったところで死んだ者が生き返るわけでもないし、きっと魂は会いに来てくれている」と自分に言い聞かせるしかないのですが

 

自分が長く過ごした社会から遠く離れて生きる、ということは、そういうことなんだと、また再認識した日になりました。

 

愛せるペットや友達、家族は、愛せるうちにたくさん愛してあげましょう。

 

そうしましょう。

 

しんみり。