欧米ネタまとめ

デンマークのコペンハーゲンにあるクリスチャニアってなに?北欧のコミュニティ/Freetown Christiania


北欧ネタとインドネタが応仁の乱のように激しく入り乱れているブログですが、今回は北欧のお話です。

 

最近はITの進化に伴い、東京などの都市部ではなく、地方都市などで仕事をする人も増えてきています。

 

その中で重要なのがその地域での「コミュニティ形成」。同じような価値や思考を持った人たちが集まりコミュニティを作る時代が来ていると言われています。

 

日本はどうしても生活が会社中心ライフなので、会社がある地域から離れづらいというのがあるのですが、近年リモートワークなども増えて来て、好きな場所で好きな仕事をしながら生活できるようなコミュニティ形成を支援しているような会社もあります。

 

 

 

そんな中で、最近急増している問い合わせがあります

 

コペンハーゲンのクリスチャニアのコミュニティ形成について教えて欲しい

 

 

 

ちなみに私はガイドの仕事は受け付けていませんw

 

 

 

 

クリスチャニア・デンマーク

 

クリスチャニア (デンマーク語: Christiania) は、デンマークの首都コペンハーゲンにある、850人の住人と34ヘクタールの土地をもつ地区である。自治を自称する。1971年に軍の所有地に建国されて以来、たびたび論争の中心となってきた。この地区内では、2004年まで大麻が合法であった。-wiki

 

というのが基礎情報ですが、簡単にいうと、コペンハーゲンの中にある一つの自治区で独自のルールがあるエリアという感じです。

 

東京でいうならどこ?って感じですか?

 

という質問を多く受けるのですが

 

みや
例えられる場所は・・・ない

 

ヒッピーやアナーキー(無政府主義)な目線で切り取ると、インドのゴアとかスペインのイビザが近い感じです。実際にクリスチャニアにもゴアやインドの沿岸部で売られているスピリチュアルグッズやアクセサリーが沢山売っています。なんだか懐かしい感じで落ち着きます。

 

▲クリスチャニアのエントランスの一つに描かれている絵

 

 

この間、サインペインティングクラスに行った時に、受講者のうちの一人がクリスチャニア出身で現在はグリーンランドで子供向けにスプレーアートのレッスンを教えている同じ年くらいの女の子がいて、彼女曰く

 

昔はもっとアートに対してクリスチャニアは理解があった

 

壁に絵を描く時は、その家のオーナーに許可を得て描いてたんだけど、最近では無断で昔のアートの上からグラフィックを描いてしまって以前の絵が消されてしまうこともあるの

 

と悲しそうに語っていました。

 

私にはクリスチャニアが昔どんな感じだったのか知る余地がないのだけれど、この話を聞いた時になぜか小劇場やライブハウスが密集する下北沢で落書きが絶えないことと、落書きを消去するにあたっての論争が起こっているというのをふと思い出しましたね。

▲エントランスの一つ

 

エントランスだけ見ると、

ちょっと治外法権の小さいエリアがあるくらいでしょ?

 

とおもわれる方もいると思いますが、Wikiによるとクリスチャニアは34ヘクタール!これは東京ドーム7.2個分!東京ドームに行ったことはないので、よくわからないという人はUSJは39ヘクタールなので、USJのちょっと小さいくらいです。実際にのんびり散歩がてら歩いてみると、小2−3時間は余裕でかかるし、自然が美しい場所です。

 

そしてUSJに負けないくらいフードも充実しているし、クリスチャニアオリジナルビール(ちょっと味が薄い)もあるし、ポテトもめちゃうまです!

 

基本的にクリスチャニア内は撮影禁止なので、飛田新地と同じくらいの謎を秘めてる場所でもあります。

私は月に1−2回は飲みに行ったり、夏は散歩をしに行ったりします。

 

クリスチャニアの魅力に対して書かれた記事があるのでここにまとめておきます。ただブログはまだ続きます。

 

 

 

コミュニティの形成

 

日本でコミュニティを作ろうとした際に、クリスチャニアから学べることはたくさんあると思いますが、どの切り口でクリスチャニアの歴史と発展の経緯を紐解いて行くか?という明確な切り口が必要かもしれません。

 

そんな中、もう一つ良いコミュニティを形成している北欧の村の話を書きたいと思います。

 

 

フィスカルス・フィンランド

フィンランドの首都ヘルシンキから、電車で小一時間のところにある小さな村です。日帰りでも十分楽しめます。

緑が多く、街の中には至る所にアーティストのオブジェが飾られています。

 

ここは「製鉄の村」として栄えたフィスカルス、ナイフやハサミのブランドとして北欧ではよく見かけます。我が家のナイフも全てフィスカルス製です。この村は「製鉄工場」により栄えたのですが、時代の流れや、ロシア支配時代に廃村寸前に至ったのですが、それを失ってしまうのはもったいないと、アーティスト村としてコミュニティを形成し、今や素敵なアート村へと変貌を遂げました。

 

公式サイトも日本語があります。

 www.fiskarsvillage.fi 
Fiskars Village
https://www.fiskarsvillage.fi/jpn

フィスカルス村は、フィンランドの優れた手工芸品やアート作品が制作され、展示されている村として大変有名です。100人を超えるプロのアーティストがこの村で暮らし、制作活動を行っています。彼らはONOMAと呼ばれる独自の協同組織を作り、20年以上前から国内外のアーティストのすばらしい作品を紹介しています。

 

という独自の共同組織で運営されています。

 

村の中ではフィスカルスで活動しているアーティストのグッズが買えるショップもあります

 

実際の工場も見ることができます

 

村の中には可愛い建物が多いです

 

古い建物を改装しミュージアムになってたりします。

 

フィスカルス社は華やかさはないものの堅実に製造業で大きくなってきた会社で365年以上の製造力も流通網を愚直にやってきたようなイメージがあります。そして現在はノルディックデザインで有名な「イッタラ」を始め、デンマークの老舗ブランド「ロイヤルコペンハーゲン」英国王室御用達ブランドの「ウェッジウッド」をブランドに加え、伝統的な製造を未来永劫につなぐために多くのブランドを支援している会社でもあります。

 

そんな製造やデザインを大切に支援するフィスカルス社の信念が現れているようなフィスカルス村。アーティストが集い、クリエイティブを生み出し、正当にクリエイティブが評価され、アーティストやクリエイターが生活し活躍できるエコシステムが確立されています。

 

 

現在は100人以上のアーティストが生活しているというフィスカルス村

 

 

日本がコミュニティを何らかの形で創るのだとしたら、地元と住民と企業が無理なく発展していけるフィスカルス村的なコミュニティ形成の方が向いているのではないかな?と私は思います。

 

コミュニティ

 

 

クリスチャニアの素晴らしいところは、都市のど真ん中にありながらの「自由」と「解放」

 

フィスカルスの素晴らしいところは、アーティストにとって環境が整った「創造」と「エコシステム」

 

これからは同じ価値の人たちが集まり、コミュニティを築く時代

 

 

私は「規制」や「抑制」ではなく、「自由」でありながら「創造」を歓迎するようなコミュニティがいいかなぁと思ってます。あと、都会は割と好きなので、山の中とかではなく、ある程度エンタメが近くにあるところが最高ですね。

 

 

あなたはどんなコミュニティに入りたいですか?