欧米ネタまとめ

長期移住先を選ぶ時に考えておくといいと思う7つのこと


私は大学4回生の時にインドでインターンをしていました。帰国後、東京で就職。その後フィンランドのヘルシンキに社会人留学。留学終了後、日本に帰国し東京で就職。そしてさらにその後、インド企業からオファーがあり就職の為再びインドへ移住、仕事を通して出会ったインド人と結婚しデンマークのコペンハーゲンに移住。デンマークは「世界一幸せな国」と呼ばれるほど安全で健全な国ですが、私達はその「世界一幸せな国」を後に、今年スウェーデンへ移住することを決めました。(今回はちょっと真面目な感じの文体でお送りします)

いろんな国に行くことは簡単ですが、その国で仕事を探し、就労ビザを取得し、家を探し、言語を勉強することは、想像するより多くの労力や時間やお金を費やす行動です。今回はそんなたくさんの労力をつぎ込んでまで、デンマーク在住2年未満でスウェーデンへの移住を決めた時に感じた”移住する前に考えてみるといいこと”をまとめてみました。

 

1、その国・都市の街並みが好きか?

誰が飲んでも「美味しい」と思う完璧なワインがないように、人類全員が幸せになれる国はどこにもありません。でも自分が散策していて個人的かつ直感的に「いいなぁ〜」って思える街並みの国や都市ってありますよね。世界遺産と暮らせるインドの日常、毎日通うローマの石畳の道、美術館のような建造物に囲まれたパリ、ストリートのグラフィティが目を引くベルリン、ビーチと朝日が美しいハワイ、棚田が緑豊かなバリ、北欧の透き通るような湖がある公園。こういった街並みなんかの外的要因は「住む」時には、結構大切だなって思います。「住めば都」という言葉もありますが、自分が純粋に「好きなんだよなぁ〜」って心から思える街並みに囲まれて生活できるといいですよね。

 

 

2、その国の言語が好きか?話したいか?

英語圏であれば、英語で十分ですが、残念ながら、世界は英語圏だけではないんですよね。私はフィンランドではフィンランド語の教室に通いました。住み始めてしばらくは特に英語だけで困らないと思ったのですが、住み始めて1年経った頃に、やっぱり長期でいるなら現地の言葉は必要だな・・と感じ勉強を始めました。開始6ヶ月目で東京に戻ることになったのでそこで勉強を辞めました。インドにいた時は仕事が忙しく教室には通いませんでしたが、独学でヒンディー語を勉強していました。今もパートナーとは、料理を一緒にする時の時間をヒンディー語の時間と決めて少しづつ話しています。デンマーク語は残念ながら語学教室に通い始めて4ヶ月で挫折しました。理由は私には聞き取れない音がありすぎて、習得にかなりの時間がかかるのと、勉強していることに苦しみを感じたので学習をやめました。もちろん、何かを習得するには時間がかかります。でも苦しみながら勉強するより、楽しく勉強して何かを身につける方が、学習速度も早いし効率もいいと思うのです。だから移住する時は、その移住先の国の母国語が好きかどうか?って結構大きいと今はそう思います。やっぱり、現地の人と現地の言葉で会話が盛り上がるのってとっても楽しいんですよね。

 

 

3、好きな友達がいるか?できそうか?

2度目にインドに引っ越した時は、信頼してもいいと思えるビジネスパートナーからの仕事の依頼だったのと、またインドには一度住んだこともあり、友達も多く、仕事の時間以外にも結構楽しく過ごせるのが目に見えていたからというのが大きな理由でした。コペンハーゲンにはパートナーの都合で引っ越してきたので、知り合いはいなかったのでゼロからのスタートだったのですが、スウェーデンにはフィンランド時代にできた友達もいたり、今回は気の合う友達の近くに引っ越せるので楽しみです。友達って大切ですよね。

 

4、移住先で家庭を持つかどうか?

これは相手も必要なことなので、家庭をいつ持つか?というのはわからないと思います。でももしその土地で、パートナーを得た場合、子どもを産んで育てることになった時にどうするか?そこで育て行きたいか?それとも日本に連れて帰るのか?ちょっと将来の家族計画を妄想してみるのもおすすめです。私は正直、自分がインドに住んでエキサイティングでエキゾチックな生活を送るのはとってもと〜っても好きなんですが、インドで子どもを産んで育てるのはちょっと自信がなかったりします。加えて東京での子育ては自分には無理だと長らく感じてきました。でも北欧だったら子供を持つのも悪くないかなって、思えるようになりました。なので自分のライフステージに合わせて、移住先を探してみるというのも良いのかもしれまん。

 

5、永住権がとれるか?

永住権は外国人が在留期間を制限されることなく滞在国に永住できる権利のことです。またそれに近しいグリーンカードやブルーカードといった権利がとれるかどうかは、もし長期で滞在する予定があるなら、永住権の申請条件を先に調べておくと良いと思います。この永住権やそれに等しい権利が得られると、職を失ったからといって速攻で国から追い出されたりすることがなくなるので、精神的にもかなり安定します。デンマークは近年の難民・移民の影響を受け、永住権の取得が年々難しくなっているのも、私たちが他の国に移ろうと思ったことの一つ理由です。

 

6、リタイア後、どうするか?

若い時はそんなに考えなくてもいいかもしれませんが、企業に勤めているなら定年退職後、自営業なら自分が年齢を重ねた末、働くのを辞めたくなった時どうするのか?その移住先国で定年後、年金が受け取れるのか?移住先国が日本と「社会保障協定」を締結している国かどうか?年金と同様の保険制度があるか?自営業の貯蓄で定年後喰っていけるような経済圏なのか?ちょっと視野に入れておくと良いかもしれません。インドはそもそも年金制度はないですし、日本も年金の支給開始年齢60歳から65歳になりました。実際にどれくらいもらえるのかも不安な状況です。将来の社会年金システムを憂うよりも、より良い生活財源を探して移住先を選んでみるのもいいかもしれません。

 

7、移住先が最初っからあわないこともある

好きな国に意気揚々と引っ越してみたものの「なんか理想と違う・・・」と落ち込み精神的に病んでしまう症状も海外移住者間でよく耳にします。出会った瞬間に恋に落ちた二人がいざ同棲してみると「なんか思ってたのと違う・・・」というのを理由に別れてしまうのに、ちょっと似ています。はい、そういうこともあります。そういう時は無理して住み続けずに一旦距離を置いてみるのもいいかもしれません。むしろ他の国をちょっとみて見ると、今住んでるところがやっぱり良いなって思い直したりすることもあるでしょうし、新天地を見つけることもできるかもしれません。無理し続けないことが大切です。

 

ちなみに私の目標はスウェーデンで永住権をとり、自分のゲームスタジオでゲームを作り続け、冬は南欧、夏は北欧、春の桜の季節に日本、マンゴーの季節にインドを訪れる生活を送ることです!

 

理想だけでは生きられないかもしれないけれど

移住は生活をよりよくするために

そして計画的に楽しみましょう!