欧米ネタまとめ

海外生活は「人は見た目が1割」なんじゃないかな説


2005年にちょっとしたブームになった『人は見た目が9割』という書籍を覚えている人がいるでしょうか?

この本は別に

 

みや
美人が得をする

 

みや
服装がダサいとモテない

 

というようなことを書いている本ではなくて、ここで言われる「見た目」とは、言葉以外の情報すべてのことをさしていて

 

みや
例えば顔つき、服装、姿勢、匂い、相手との距離あらゆる非言語の情報の所作が相手に与える印象の要素が言葉よりはるかに大きい

 

というようなことが書かれています。簡単にいうと

 

みや
視覚優位

 

な時代であるということです。

 

 

この本がヒットしたあとに、見た目に関する書籍が結構ポコポコ出てました

 


みや
10割てw

 


この書籍がヒットしたのは2005年、今2017年なので、あれから12年の月日が流れています

 

2005年にはYoutubeが創立

2006年にFacebook, Twitterが一般公開され

2007年にiPhone初代が発売され

2008年にFacebook日本語版が始まりました

2010年にinstagram, Pinterestが登場し

2011年にSnapchatが登場、同時期にLINEも生まれました

2013年にVineが登場

と様々な情報発信プラットフォームが生まれてきました

その結果、携帯電話やソーシャルメディアを介し、この12年で個人がたくさんの情報を簡単に受信し発信できるようになりました。

 

その結果、映像や音楽といった人目をひくコンテンツが多くなり、

 

最近では、インターネッツを含めたリアルな世界がどんどん視覚優位な方向に進化していった結果、相対的に活字を見ることが少なくなり、「ことば」の力が弱くなっているのを感じます

 

私もブログでできるだけ長文を書かずに、写真や動画などを多く取り入れたり、吹き出しマークをつけて、”誰が話している内容なのか?”を直感的にわかりやすくしているのは視覚優位のコンテンツを作るためなんですね

 

最近の料理レシピ動画なんかはその代表とも言えるもので、活字を動画に置き換えることで人気を得ているのは、多くの人が活字レシピよりも動画レシピの方が直感的で簡単に理解できると選んだ結果なんだと思っています

 

じゃあ、そもそも「ことば」とは何なのか?という話です。

 

立命館大学名誉教授の故・児玉教授によると、「ことば」は下記の3つの人間の機能を有していると説明されています

 

a.思考形成機能:いかに的確に思考や感情を表現し、形成するか。
b.対人関係形成機能:いかにうまく人間相互の結びつきをはかるか。
c.言語による表現伝達機能:いかに効果的に意図や情報を言語に表現し伝達するか。

 

みや
これ、今の私に足りていないもの全て

 

私は日系企業、インド企業、フィンランドのスタートアップ、オランダ企業でしか働いたことがないのですが、日系以外の会社では外見は全くといっていいほど重要視されません。というかみんなスッピンだしTシャツ、ジーンズが普通です。特に営業スマイルとかないし、寝起きなのかな?と思うCTOもめっちゃいますw

そんな欧米系の仕事の中で私が一番大切だと感じるのは、自分が発する「ことば」です

 

みや
いかに言葉で的確に自分の思考や感情を表現するか?

 

みや
いかに言葉でうまく新しい人と信頼関係を築くか?

 

みや
いかに言葉で効果的にチームにプロジェクトの意図や情報を言語に表現し伝えられるか?

 

もちろん、プレゼンではグラフやタスクシートを可視化して用いますが、まずは自分の意思を言語化しチームと共有することが一番重視されます。

 

なので「ことば」の力は、思考を形成し、私たちの生活や仕事を維持して行くもっとも大切なものなんですよね

 

 

見た目を飾ろうと思えば、人はいくらでも飾れます

テクニック本を読んで、ボディランゲージやアイコンタクト等のプレゼン能力は身につきます

でも、結局は、自分の中から意志として発される「ことば」が弱ければ伝わらないし

その気持ちを意志として成形するためにも「ことば」の力が必要なんですね

 

今後も、VR, AR, MRなどの進化で視覚優位なコンテンツが進化を続けて行くのは間違いありません

でも、視覚優位が進化して行くにつれ「ことば」の力が弱くなって行くからこそ、「ことば」の力をもつ人が必要になってくるわけで

特に海外ではその力が日本にいた時に比べ断然必要なのを目の当たりにしているので、ちょっとまとめておこうと思い書いてみました。

 

 

余談ですが、立命館大学名誉教授の故・児玉教授によると、

 

ことばが力を失った今日あいまいな言説が多くみられるが、その状況に耐え切れず時に過激な言説がみられる。ことばが軽くなり、ことばに鈍感になった段階では生半可な批判や訴えに人は耳を貸さなくなり、時に過激な批判や法外な要求を突きつけてやっと人は耳を傾ける。- ことばが力を失ったあと

 

これって炎上しやすい人の発言に多いパターンで、こういうのも「ことば」の力が関わってきてるんだなぁとしみじみ。

 

 

これからは、人の見た目が大差ない時代に突入し、リッチコンテンツが飽和し

 

「人はことばが9割、見た目1割」

 

そういう時代が来るんじゃないでしょうか?

 

そうだ、もっと活字を楽しもう!

 

そして、もっと「ことば」の力を大切にしよう!

 

 

追記:ちなみに上記の意見は私個人の意見ですが、児玉教授の「ことば」の影響は受けています。「ことば」に関しては、児玉教授の本はよくまとまっているので、ちょっとアカデミックな感じですが、オススメです。