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インドのサービスやゲームの言語ローカライズって?どうしたらいいの?


インド市場参入の際に、サービスやゲームにおいてどこまでのローカライズが必要か?よく質問を受けることがあります。その際に返答している答えは「御社が持ってるサービスと狙っているターゲット層」によります。
 

じゃあ、簡単にインドの言葉がどれだけあるのか?とよく聞かれますが、Wikiによると

 
 

公用語(中央行政府・連邦政府)

  1. ヒンディー語(連邦公用語)
  2. 英語(準公用語)

州公用語

  1. アッサム語アッサム州
  2. ウルドゥー語ジャンムー・カシミール州
  3. 英語アルナーチャル・プラデーシュ州アッサム州ナガランド州西ベンガル州メーガーラヤ州
  4. オリヤー語オリッサ州
  5. カンナダ語カルナータカ州
  6. グジャラート語グジャラート州
  7. コク・ボロック語トリプラ州
  8. コンカニ語ゴア州
  9. タミル語タミル・ナードゥ州
  10. テルグ語アーンドラ・プラデーシュ州テランガーナ州
  11. ネパール語シッキム州
  12. パンジャーブ語パンジャーブ州
  13. ヒンディー語ハリヤーナー州ジャールカンド州マディヤ・プラデーシュ州チャッティースガル州ウッタル・プラデーシュ州ウッタラーカンド州ヒマーチャル・プラデーシュ州ラージャスターン州ビハール州
  14. ベンガル語西ベンガル州トリプラ州
  15. マラーティー語マハーラーシュトラ州
  16. マラヤーラム語ケーララ州
  17. ミゾ語ミゾラム州
  18. メイテイ語マニプル州

 

といったように多くの言語が存在しています。ではどの言語が多く話されているのでしょうか?
 

インドにおける話者数順位

  1. ヒンディー語: 2億5,800万人
  2. ベンガル語: 8,250万人
  3. テルグ語: 7,380万人 (ドラヴィダ語族)
  4. マラーティー語: 7,170万人
  5. タミル語: 6,070万人 (ドラヴィダ語族)
  6. ウルドゥー語: 5,150万人
  7. グジャラート語: 4,570万人
  8. パンジャーブ語: 3,780万人
  9. ボージュプリー語: 3,780万人
  10. カンナダ語: 3,770万人 (ドラヴィダ語族)
  11. マラヤーラム語: 3,300万人 (ドラヴィダ語族)
  12. オリヤー語: 3,210万人
  13. マイティリー語: 3,000万人
  14. マガヒー語: 1,400万人
  15. チャッティースガリー語: 1,330万人
  16. アッサム語: 1,280万人
  17. ダッキニー語: 1,280万人
  18. カナウジ語: 950万人
  19. ハリヤーンウィー語: 800万人
  20. ヴァルハディ=ナーグプリ語: 697万人
  21. サンタル語: 594万人 (オーストロアジア語族)
  22. マールワーリー語: 560万人
  23. マールヴィー語: 556万人
  24. カシミール語: 536万人
  25. メワール語: 510万人
  26. ランプリ語: 500万人

 

Wikiの情報なので、数はものすごく正確な数字ではないと思いますが、並びは大体こんな感じではないでしょうか?ちなみに私のパートナーはヒンディー語とマラーティ語とコンカニー語と英語を話すので、多くの人は2、3言語以上話すのが当たり前の国です。
 

 
例えば御社のサービスがゲームだとしたら、インド国内でGDPの高い州の言語からローカライズしていくことをお勧めします。GDPは国内総生産なので、ここでいうと州内総生産の高い順ですね。話者人口の多い順にローカライズしたところで、ゲームにお金をかけることのできる所得のある人がいなければゲームへの課金は起こらないので、どれだけ課金ユーザーがいるかが判断基準になってきます。

 

例えば御社のサービスがメディアで広告収益モデルであれば、モバイル所有率が高く、話者人口の多い順にローカライズするのが自然です。インドは1インプレッションの広告収益が日本に比べるととても低いのでたくさん広告をはかないといけません。そこからのクリック数やコンバージョンは一度母数を広げてみて数字を測定して結果を持ってどんどん市場を開拓していくしかありません。特に毎日見るようなニュース系のメディアであれば早めにローカライズを進めて市場浸透率をあげブランディングする方法もまだ有効です。
 

 
ところで多くのゲームやコンテンツはインドでは英語で親しまれていますが、もしヒンディー語にローカライズされたらどういう感じになるんでしょうか?インドのグラフィックデザイナーさんのインスタからご紹介!
 

A Slice of Life. Summer. #blender #b3d #illustration #cg

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違和感、すごい!!

ストレンジャーシングス?

これは簡単!

このグラフィック見たことないですか?

ド、ドリー??

ゲームやコンテンツのクリエイティブはほとんどクリエイターの母語の言葉でデザインされています。なので言葉やフォントもクリエイティブの一つなので、それをローカライズするときのクリエイターのフォントやデザイン変更などで、ゲームやコンテンツの世界観がガラッと変わってしまうこともあります。

 

私は普段は英語から日本語へのゲームのローカライズをしていますが、やはり英語の表記を日本語に直す時はフォントサイズまで指示します。英語のフォントのサイズに日本語や中国語のフォントを合わせてしまうと、とても間抜けというかダサく見えてしまうことが多いので。せっかくの世界観を崩さないためにもクリエイティブをリスペクトするためにも「ローカライズ」は言語を変換するだけではないということ、それがひいては売上にもつながってくること、みなさんに理解して欲しいです。

インドへ参入するのであれば、ターゲットユーザーの上位エリア1、2言語はローカライズしてみても十分価値があると思います。もしあまりにもサービスが広範囲に及ぶようであれば、できる限りIKEAのような非言語対応やグローバルアイコンなどを駆使してローカライズしない方に持っていくケースもあります。

 

なので、ローカライズが「絶対」ではないですが、やみくもにやるのではなく、マーケットを理解した上でやりましょう。という話でした。

 

 

そうだ!インドでゲーム作ろう!

 

インドでのゲーム制作にご興味のある方はご連絡ください。