インドネタまとめ

もし「桃太郎」がインドの話だったら


インドの姪に日本の話をしてほしいと頼まれたので

 

一章

 
むかし、むかし
 
インドの田舎に、貧しいおじいさんとおばあさんがいました
 
おじいさんはリキシャのドライバーなので街へ出かけて行き
 
おばあさんはガンジス川に沐浴と洗濯に行きました
 
おばあさんがせっせと沐浴をしていると、川上から大きなマンゴーが一つ
 
「ドンブラコッコ、スッコッコ
ドンブラコッコ、スッコッコ」
 
と流れてきました
 
おばあさんはにこにこしながら、そのマンゴーを拾いあげ、傷だらけのアルミのたらいの中に入れ持ち帰りました
 
夕方になってやっとおじいさんは街から帰っててきました
 

おばあさん
今日はいいものがあるんですよ

 

といって、拾ってきたマンゴーを机の上に大事そうに置きました
 

おじいさん
おぉ、これは見事なマンゴーじゃ、どこで買ってきたんじゃ?

 
おばあさん
買ってきたんじゃないんです、ガンジス川で拾ってきたんです

 

おじいさん
なんと!神様の贈物か!!

 

おばあさん
ありがたやー

 
 
二人がマンゴーを食べようとした瞬間、マンゴーがパカ!っと割れて

 

中から赤ちゃんが飛び出してきました!

 

おばあさん
きっと神様が子供のいない私たちに授けてくださったに違いない!神様、ありがとうございます!

おじいさん
ありがたやー!

 
ということで、2人はその子の名前を

 

マンゴーボーイ

 

と名付けました。

そして、マンゴーの皮に残っている果実を削ぐように綺麗に食べましたとさ。

 

マンゴーボーイは村の人からは、ブッダの生まれ変わりとして信仰され、おじいさんとおばあさんは世界の高齢年出産事例としてNDTVのニュースになりギネス認定され、世界中から物珍しがられました。

 

二章

 
マンゴーボーイは18歳になりました。
 
それはそれはイケメンでしたし、ジムに通ってリティック・ローシャン並みの体になっていました
 
Facebookのページいいね!数は50万以上、Youtubeの購読者数30万以上、Instagramに至っては100万以上フォロワーがいる立派なインフルエンサーになっていました
 
ある日Facebookのフィードに「ONI-GASHIMA」という、マネーロンダリングをしまくる人たちが集まる場所があるという情報が流れてきました
 
そしておじいさんにこう言いました。
 

マンゴー
ちょっと出かけてきます

 

おじいさん
どこへ行くんじゃ?

 

マンゴー
ONI-GASHIMAです

 

おじいさん
そうか、お前ももうそんな歳か・・・

 

おばあさん
ちょいとおまち!これを持って行きんさい!

 

とおばあさんはマンゴーボーイに

 

インドで一番美味しいハンドメイドのラドゥを渡しました!

三章

 
マンゴーボーイが「ONI-GASHIMA」に向けて歩いていると
 
リキシャのオヤジが後ろからやってきました
 
ラドゥをあげると喜んで目的地までメーターで乗せてくれるといってくれました
 

マンゴーボーイがリキシャで移動していると

 
スマホスタンドを売りに、子どもが寄ってきました
 
ラドゥをあげるとブルーのペンの束を50Rsで売ってくれました
 

リキシャで快走していると、急に止まりました
 
何かと思ってマンゴーボーイがのぞいて見たら、牛でした

 
牛にラドゥをあげると、よろこんで付いてきました

 
そしてようやく「ONI-GASHIMA」へ到着しました

 

四章

 

そこには、死んだ魚の眼をした大人たちがたくさんいました
 

マンゴー
聞いたぞ!お前らが悪いことをしてるっていうのは

 

とマンゴーが言うと、ひとりの大人は
 

大人
1000Rsを私に渡してくれれば、その質問に答えられる人を紹介してあげます

 
と言いました。マンゴーボーイは1000Rsを渡しました
 
紹介された大人は
 
大人
2000Rsを私に渡してくれれば、私の上司を紹介します

 
と言いました。マンゴーボーイは2000Rsを渡しました

 

大人
今日の受付は5時で終了しました。明日またきてください

 
マンゴーボーイは出直しました
 

翌日
 

マンゴー
あなたの上司に今日来いと言われました。3000Rsも払ったんです。

 

大人
ここでは賄賂は禁止されています。でも1000Rs渡してくれれば面会を設定してあげますよ

 
マンゴーボーイは1000Rsを渡しました

 

大人
こんにちは、私が上司です。そうですか、私たちが悪いことをしていると思ってらっしゃるんですね

 

大人
ではここにペンで名前と電話番号と質問をかいて提出してください

 
マンゴーボーイは青いペンを使った!
 

大人
ではここであなたの総資産額をご記入ください

 
マンゴーボーイは牛を捧げた!
 

大人
そうですね、融資できる額はこれくらいになります

 
マンゴーボーイは融資を受けてIITに進学できることになった
 

五章

 
IIT卒業後にMBAをとったマンゴーボーイはGoogleに入社しました
 
そして初給料とともに、おじいさんとおばあさんの元へUberで帰りました
 
話を聞いたおじいさんとおばあさんは超喜びました
 

おじいさん
えらいぞ!えらいぞ!それでこそインド1だ!

 

そして、マンゴーボーイは高給取りになりました
 
3年後にはGoogleをやめて、ペイメント系のフィンテックの会社をIITの時の同期と起業し
 
シリーズAで6億円をセコイヤから調達し
 
毎月おじいさんとおばあさんに仕送りをし
 
幸せな余生を送りましたとさ

おしまい