インドネタまとめ

インドでコスメアプリを作ってみたけど、力尽きた件!/Make in India


なんかインドにまともなコスメのアプリがないと思ったので、作ってみました。プロトタイプは最下部にあります。

とはいうものの、世界でみてもここが超勝ってる!っていうコスメ系のアプリってイマイチないんですよね。化粧品産業は伸びていても、Amazonとか楽天とかの総合ECの中に取り込まれてるケースが多く、単体ではやはり難しいという感じはします。

マーケット規模感

 

現状インドのカラーコスメ、ケアコスメ(ヘルスケア、日用品は含まず)は現状、約1billion USDと約1,200億円に満たない程度ですが、年率17%で成長しており2020年までには2.68 billion USD、3,000億円を超えるくらいまで成長すると言われています。ちなみに、すっごい小さいと思ったのですが、日本が19billion USDマーケットなので、浸透率から見てもまぁ不思議ではない数字です。特にカラーコスメともなると、大都市の女性がメインターゲットなので現状それ位なのでしょう。ちなみにグローバルでのコスメティックマーケットは2014年で460 billion USD、2020年には675 billion USDになり、年次で6.4%の成長率です。

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ターゲットユーザー

 

またコスメを利用する中心のユーザーは20歳から40歳の女性で、現状その人数は2億人50%が貧困層や農村部だったとしても、1億人はターゲットになりえます。すでに日本の人口並みです。またロレアルの調査では、家を保有する人の50%がシャンプーを利用しており、23%がスキンケアプロダクトを利用しているといいます。基本的に、まだ石鹸で髪を洗う、アロエベラやハーブなどをスキンケアとして使っている人が多いのは事実です。また髪は2日に1回洗う、洗いすぎると髪にダメージがかかるというのはインド人女性のメンタルマインドセットとして根強くあります。

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どうやってコスメを買うのか?

私がヒアリングしてみた結果「CMを見て」「友達が使っていたから(口コミ)」というものでした。そして一度製品を使って、問題なければ継続してリピートすると。
現在インドで大絶賛TVCM中のロレアルのCMがこちら

いやいや、全員白すぎだから!!

みんなこんなに白くないし、インドは北から南まで肌の色違うから!!
このCMを見てこれECサイトで買って、つけてみたら全然似合わなかった!なんてことはよくあることで、口紅ならまだしも、リキットファンデとかベースメイクはオークルの色合わせないともうヒドイ仕上がりになってしまうのに。またスキンケア商品だって、オイリーなもの使ったら余計ニキビできちゃうこともあるのに!そこー!ちゃんとCMでも教育して!

 

白いことが美しさ

インドでは「白い=美しさ」という一般的な考え方が往々にして充満しています。もちろん、イギリス植民地時代の影響もあるだろうし、CMのせいでもあると思うし、親の教育も大きいと思う。一番ショックだったのは近所に住む女の子ブリシャ9歳が、友達を連れてきて「ねえねえ、この子新しい友達なの!かわいいでしょ?色が白くて!!」と言われた時、もうなんて返答していいかわからなかったですね。まぁ白いことがいいと言ったところで、肌の色も個性というか、すぐにマイケルみたいになれるわけではないので、とりあえずインドの人には自分に合うコスメをきちんと選べる力を身につけてほしいです。

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自分に合うコスメを!

 

同じ商品をリピートするのならECサイトでの購入でもいいでしょう。ですが、新しい商品を買う時は基本的に女性はスーパーやモール、ヘルスケアショップに行って自分の肌に合うかどうか試してから買います。おそらくこの体験はECショップは越えられないでしょう。ただ、モールに行って超いっぱいあるコスメのブランドを全部試すわけにもいかない。そんな時に、自分に合うコスメをアプリでモールに行く前に探せるというのがこのアプリの趣旨です。なのでアプリを始める時に、自分の肌や髪の情報を入れてもらいます。そのデータに基づいてレコメンドや関連商品を表示できるようにします。
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使い方は簡単!

 

まぁ日本でいうところの@コスメ多民族国家バージョンへローカライズ+リワードの数が豊富って感じでしょうか?自分と同じ年代、肌色、肌質、髪質の人をフォローして、その人が使ってるコスメがわかる、レビューが見れる。それに加え膨大なデータからオススメの商品を日替わりか週替わりでプッシュ表示!このレコメンドエンジンは高性能じゃなきゃですね。

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レビューを見て、商品を実際に買って、試してみたらレビューを書きます。そうすると近くのショップやビューティサロンで使えるクーポン券がもらえます。レビューやシェア数、シェアへのファボ数などで、ランキングが上がって行き、最終的にはビューティメダリストへ!みたいな!
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基本的にユーザーへのリーチは40%がSNSで40%が広告を想定。現在この丁度お金を使うユーザー層を買うには5$~10$が平均コストです。なのでソーシャルをうまく活用することも鍵です。

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現状、インドで取り扱いのある15,000ブランドと40,000以上のプロダクト数が対象で、ECでは取り扱っていないローカルプロダクトも掲載。一応現状コスメ系アプリはインドにもありますが、ほとんどがECです。だから自分に合ってるものを探すとかそういう目的は一切ありません。(DL数はAndroid)
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ということで、アプリを実際につくってみる!

 

1、プロトタイプを作る

まずは、適当に画像をはめ込んでプロトタイプを作ります。
今回はこのProttというサービスを使用!これは普段エンジニアに理解してもらえるようにつくってますが、今回は自分で作るので結構サクッとつくりました。

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2、エンジニアを探す

今回はHTMLとCSSで作成。昔の記憶を辿りつつって感じですが、全然思い出せない部分もあるので、エンジニアを探すことに。教えてもらいながら一緒に作ってくれるエンジニアを募集したら運良く知り合いの中から見つかり、1ヶ月間25,000Rs(4万3千円くらい)で引き受けてくれました。時間に直すと仕事の合間に教えてもらってたのでちゃんと向き合って話した時間は2週間くらいです。インドのエンジニアは優秀なんでしょ?と聞かれますが、超優秀な人と、ダメな人の差が超あるのでなんとも言えませんが今回のエンジニアは普通にいい子でした。ちなみに、エンジニアの給料は25,000Rs〜40,000Rsが平均とのことで、もしいいエンジニアを安くで使えたら相当ラッキーだけど、ダメだったら本当に使えないって感じです。

 

 

3、プロトタイプを投資家に見せてみる

いつもはVCに関わってて、投資家が周りにいるのでとりあえずプロトタイプ見せてみます。いろんなフィードバックをもらって改善したり、事業にするとしたら、こういう人材をチームに入れたほうがいいよとか紹介してくれたり、すごくオープンにフィードバックをしてくれるので自信がつきます。普段ミーティングで見てる光景なのに、いざ自分が評価される側になると全然違った景色になることも多々あり学べます。また何よりも、インドの他の同業界の現状が聞けるのが面白いです。これまでは日本で企業内新規事業だったりして、上から「本当にこの新規軸やる気あんの?」「これ本体サービスと相乗効果あるの?」ネガティブ感(まぁ当たり前なんですけど)な態度が往々にしてあったので、インドのスタートアップカルチャーの賑わいは投資家のポジティブさ(もちろん儲かるからですが)にもあるなと、しみじみ(涙)

 

 

4、CEOを探す

そもそもこういうアプリあったらいいよね、と話してた友達がCEOになるかと思いきや、妊娠!なので友達に「美容業界で働いている美人を紹介してー」と声をかけたら秒速で美人が集まる自体に!あ、そうか、これはもう美人と友達になるためのアプリだったのかな?と、もうそれだけでもペイしたなと。

 

 

5、力尽きたー!!

なんか要素は色々集まってきたものの、やっぱりサービスのトータルビジョンとか共有できるヒトを探すのが超・超・超大変!!やっぱベンチャーってチーム一番大事ですもんね。プロダクトは出来ても、ヒトはねー!ということで現在頓挫してますw

 

興味があるヒトは下記のプロトタイプどうぞ(スマホか、Webをスマホサイズにしてみてね!)

http://ajaymenon.herokuapp.com/proto/

なんかインドのこの市場に関してもっと知りたいという方は連絡ください。
久々に自分でもプログラミングやれて楽しかったし、アイディア出しからプロトタイプ作るまで時短できるので、また暇を見つけて勉強がてら作ろうと思います。