エンタメレビュー

コミコンインディア(コミコンインド)/ComicCon India 2014 – 2015


インドにもコミコンがあるの?という質問があるので、2014年から2015年にかけて行われたコミコンインディアのまとめをしてみました。

世界のコスプレコミュニティサイトWorldCosplayの海外プロモーションとしてインドのコミコンにも参加しました。

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出会い

私とコミコン・インディアとの出会いはSkype。”インドで大規模なサブカルイベントがどうやら盛り上がってるらしい”というあやふやな情報があり、友人経由でコミコンインディアを運営しているトップのジェティンを紹介してもらうと早速Skypeでミーティング。日本から参加したい旨を伝えると、1週間後に「ぜひ参加してほしい」との答えが返ってきました。

 

運営会社

現在コミコンを運営しているのは、2014年の9月にコミコン・インディアと国際見本市運営の大手リードエグジビジョンが新会社として作ったReedPOP社。リードエグジビジョンは広告代理店にはおなじみの映画・放送番組の国際見本市MIPCOMも運営している見本市の会社ですね。リードエグジビジョンはニューヨークコミコン、OZコミコン、シンガポールトイ・ゲーム・コミコンなどを運営しており、今回インドで新会社を作ったことによりかなりのチャネルをインドで持つことになりました。ちなみにオフィスはデリーにあり、とてもポップな内装の可愛いオフィスです。

 

開催都市

コミコン・インディアは年に4回、大都市で行われています。
現在まではデリー、ムンバイ、バンガロール、ハイデラバードの4都市でした。運営側としては、これらの都市にとどまらず、急成長が見込める都市、チェンナイ、プネなどの開催を視野にいれていると話しています。また現在はアメコミや欧米ドラマが中心のイベントですが、ジャパンコンテンツなども取り入れていきたいとも話してくれました。
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簡単な土地柄とイベントの印象まとめをさくっとします。
もっと細かいデータが欲しい、コミコンに出展してみたいという方はこちらからどうぞ。

 


▼デリーコミコン2014/Delhi ComicCon 2014

当然の事ながらWorldCosplayのプロモーションで行くので、コスプレというパンドラの箱を開けることに。運営からは「デリーはどちらかというと保守的な街なので、できるだけ露出を控えたコスプレにしてほしい」との要請があり、ボーカロイドの初音ミクと巡音ルカを準備。現地ではロゴ入りのバックドロップのある3m×3mブース1枠でのPR活動、ステージ30分、コスプレコンテストの審査員を行いました。運営もかなりしっかりとした体制で行われていました。やりとりは全て英語でストレスを感じることは全くありませんでした。WorldCosplayのブースには3日で1,000人近くの人が足を運んでくれました。
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All Photos from official facebook page of ComicConIndia


<ポイント>
・来場者5万人規模

・参加者は富裕層・中流層ファミリーが多い、年齢も幅広い
・写真撮影はデジカメや一眼レフがちらほら、スマートフォンはiPhoneが目立つ
・日本アニメの浸透率が低い(コスプレを見るのは初めて、日本人も初めて見る、ミクの知名度ほぼゼロ)
・インド人コスプレイヤーに関しても露出少なめでコスプレに対してはどちらかというと保守的

 

 

▼バンガロール・コミコン/Bangalore ComicCon2014

インドのシリコンバレーと呼ばれるバンガロール。若者が多く活気に満ちたイベントでした。参加者は若者が圧倒的に多く、写真を撮るのは99%スマートフォン。中でもNEXUS、SUMSUNG端末が多いという印象。運営側からは、「バンガロールはトレンドが早いので、できれば最新のアニメのキャラクターをやってほしい」という依頼があり、ファイナルファンタジーのミコッテと、キルラキルの鬼龍院皐月をやりました。ブースには2日間で800人以上の人が足を運んでくれました。
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<ポイント>
・来場者4万人規模

・IT企業が多いので、若者が多くネットトレンドに敏感
・スマートフォンの普及率がかなり高い、アンドロイドユーザーが多い印象
・多様な最新のトレンドを受け入れる柔軟性のある街
・日本アニメの浸透率は高く、ナルトやワンピース、デスノート、フェアリーテイル、進撃の巨人、等知ってる人が他都市に比べると多い。アニメは海賊版サイトで閲覧

 

 

▼ムンバイフィルム&コミコン/Mumbai Film & ComicCon 2014

ボリウッド映画の聖地。エンターティメントにあふれる街、ムンバイ。ムンバイコミコンはコミックだけではなく、フィルム系(欧米系映画コンテンツ)も含む 為、参加者の年齢層や職種がかなり幅広く、家族でのコスプレもハロウィン感覚で行われていて、かなり欧米的なエンタメ慣れした人々の印象をうけます。実際 にこの時は運営から「ムンバイだから何しても大丈夫!露出しても全然大丈夫だし、アメコミも人気!」というかなりオープンな連絡があり、ゲーム、モンスターハンターのキリン装備、スパイダーマンのブラックキャットのコスプレをしました。日本から来てるのにアメコミのキャラでいいのか?という疑問もありましたが、1,000人近くの人がブースに足を運んでくれました。結果的に盛り上がってたので良しとします。
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<ポイント>
・来場者5万人規模
・参加者は若者から大人まで老若男女のエンタメ好きが集まる
・コスプレも一つのエンタメと認識されており、露出があっても特に誰も気にしない、かなり欧米的な雰囲気のあるオープンな都市
・日本アニメの浸透率は中。ムンバイはボリウッドの街でありながら欧米コンテンツも多く、日本コンテンツまでに行き着く人はかなり少数

 

 

ハイデラバード・コミコン/Hyderabad ComicCon 2015

初のハイデラバード。ハイデラバードは映画系のスタジオがあるなど、デザインテック系の会社が多い街でもあります。他の都市に比べ規模は小さいものの、熱気がかなりありました。圧倒的に若者が多く、なんと写真撮影はほぼスマートフォンで、その多くがセルフィー(自撮り)を希望。この1年でインドでいかにセルフィーが定着したかを肌でひしひしと感じました。
そして、WorldCosplayのブースが6m×3mの横幅2倍の広さに拡張されており、運営もますますしっかりしてきてかなり大きなイベントらしい感じになってきました。2万人というチケット枠に3万人が来場、入れなかった人は会場のまわりでたむろするという事態も発生し、人気っぷりが伺えました。今回は、リーグオブレジェンドのアーシェとダンガンロンパの江ノ島盾子ちゃんを、アイドルの虹コン萌ちゃんは、初音ミクと巡音ルカをコスプレしてくれました。
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<まとめ>
・来場者3万人規模

・参加者はほとんどが若年層、ファミリーはかなり少ない
・スマートフォンの普及率がかなり高い。アンドロイドが多め
・セルフィーが定着している
・日本のアニメ浸透率は中。コアな日本オタクは存在するが、幅広く日本文化が浸透していないイメージ

 

<こぼれ話し>
コミコン当日はコミコン社員を除いては、ほぼボランティアスタッフで成り立っています。ほとんどが地元の大学生だったりします。なのにボランティアの動きが素晴らしく教育されています。インドで人を使うのは難しいと言われて久しいですが、本当に優秀な学生をよくもここまで集めてるな、と言うのが正直な感想です。もちろんボランティアにとってもコミコンに無料で入れる、お昼ご飯が無料でもらえるなどのモチベーションはありますが、実際に運営に聞いてみると、徹底した説明会を行っているとのこと。コミコン開催までに4回のボランティアミーティングを開催。2回は全体に向けたミーティング、2回は運営に近いボランティアスタッフへのミーティング。普通に平日の夜の開催にもかかわらず、多くのボランティアがあつまっています。しっかりとしたイベント運営マニュアル、組織化されたレポートライン、報・連・相。時代の流れを感じましたね。

 

次回のコミコンは?

デリー・コミコン2015は12月4-6日、ムンバイフィルム&コミコン2015は12月19-20日と12月に集中しており出展社泣かせのスケジュールになっていますが、ご興味ある方は覗いてみると、インドのポップカルチャーの最先端にふれることができるイベントになっています。おすすめです。
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